ここオキナワには 数多く
一風変わった風貌の
植物たちが いらっしゃるのだけど
このお方も 結構ユニークな植物なの
街路樹として よくお見かけする
そのお方の お名前は
“ トックリキワタ ”
10月から 12月頃に
桜かと 一見思わせる様な
桃色の花を咲かせてね
桜と思わせておきながら実は
ダイナミックな大輪の集合体で
お名前の通りのお体で
幹がトックリそっくりの おでぶさん
なんだか愛らしく感じちゃって
近づいてみると いぼいぼで
花が散りお次は 巨大アボカドのような
不思議な物体が ぽこぽこ下がり
そして その実がはじけると
真っ白い綿が わっさりもっさり 枝からぶらり
その綿は風にのって ふわふわり と
町中を自由に 飛んでいっちゃうの
ちょうど今頃が
綿がふわわの 見頃でね
舞い散る白綿を受けながらのドライビング
先日も楽しんできたところよ
そして
ここだけの話
こっそり教えちゃうけど
トックリキワタを育てるなら
挿し木よりも種から植えた方が
トックリがよりぷっくりになるらしいわよ!
トックリキワタ【徳利木綿】
(実が割れると中から綿のようなものが出てくるため)
別名:ヨイドレノキ【酔いどれの木】"Palo borracho"
(樹の幹が膨らんで、酔っぱらいの腹のように見えることから)
パンヤ科
(「パンヤ」とはこの綿のこと)
南米原産の木
(ブラジルからアルゼンチンに分布)