白い綿が降る街

tonmy

2009年04月10日 01:21

ここオキナワには 数多く

一風変わった風貌の

植物たちが いらっしゃるのだけど

このお方も 結構ユニークな植物なの

街路樹として よくお見かけする

そのお方の お名前は

“ トックリキワタ ”


10月から 12月頃に

桜かと 一見思わせる様な

桃色の花を咲かせてね



桜と思わせておきながら実は 

ダイナミックな大輪の集合体で



お名前の通りのお体で

幹がトックリそっくりの おでぶさん



なんだか愛らしく感じちゃって

近づいてみると いぼいぼで



花が散りお次は 巨大アボカドのような

不思議な物体が ぽこぽこ下がり



そして その実がはじけると

真っ白い綿が わっさりもっさり 枝からぶらり



その綿は風にのって ふわふわり と

町中を自由に 飛んでいっちゃうの



ちょうど今頃が

綿がふわわの 見頃でね

舞い散る白綿を受けながらのドライビング

先日も楽しんできたところよ


そして

ここだけの話

こっそり教えちゃうけど

トックリキワタを育てるなら

挿し木よりも種から植えた方が

トックリがよりぷっくりになるらしいわよ!


トックリキワタ【徳利木綿】
(実が割れると中から綿のようなものが出てくるため)
別名:ヨイドレノキ【酔いどれの木】"Palo borracho"
(樹の幹が膨らんで、酔っぱらいの腹のように見えることから)
パンヤ科
(「パンヤ」とはこの綿のこと)
南米原産の木
(ブラジルからアルゼンチンに分布)

関連記事