メキシコの直角織
偶然にも1か月前同様
本日も台風真っ只中なの
先月の台風の爪痕は凄くてね
街路樹がボキボキ折れていたけど
今回の台風メアリーはそんなにひどくなさそうよ
そんな中
またまた素敵なお誘いごと
グァテマラ在住の京田誠さんが
毎年帰国し腰機講座を開くのね
今年はバックストラップ応用編
「メキシコの直角織」ですって!
なんでもタテ糸を途中で切り離しヨコ糸にしていくとか・・
何と珍しい技法なのかしら!
受講可能なのは基礎講座を受講した方なんだけど
この機会に基礎講座から受けるのもいいかもね!
バックストラップ 基礎編
基礎講座は、はじめてバックストラップルーム(腰機・後帯機)を学ぶ人のための入門講座です。現代マヤ地域(メキシコ、グアテマラ)の民族衣裳の織物に最も一般的に使用されている織機は、腰機(後帯機)と呼ばれている手織り機の一種です。腰機は、経糸を保持するための腰当てを備えた、数本の棒と刀杼で構成される原初的な形式(構造)の手織機です。
本講座では、現代マヤ地域で用いられている腰機具の“製作”および、基本的な経糸の整経、機掛、平織製織手順、織終い、機の分解等の基礎的な腰機の機織操作技法の習得が主な内容です。
※基礎講座は、バックストラップルーム(腰機・後帯機)初心者を対象に開講します。
※受講者の手織機(高機・卓上機)の経験・未経験は問いません。
※講座で受講者が製作した腰機(後帯機)は、講座修了後、各自持ち帰りしていただきます。
※応用講座を受講希望者は、この基礎講座修了が必須です。
バックストラップ応用編「メキシコの直角織」
直角織(仮称)は、メキシコ中西部イダルゴ州、プエブラ州のナウア族、オトミ族が民族衣装として着用しているケチケミトル(Quechquemitl)「台形の肩掛け(ケープ)」の製織になされる非常に特異な織物です。織機としては平織の腰機ですが、織作業の途中で経糸の一部を順に切りはずし、意図的に緯糸にして織り上げます。一番最初の経糸が緯糸になる角度が90度であることから直角織の呼称がつけられたと思われます。直角織は仮称で、日本語の正式名称、呼称はありません。英語ではShaped Weave、Curved Weave、スペイン語では、Tejido de faja en curuvaと呼ばれています。
※応用講座「メキシコの直角織」は、基礎講座を修了した受講生を対象に開講します。
講師 : 京田 誠
大阪・染織専攻を卒業後、インド、中近東、中南米、東南アジアの民族染織を訪ねる旅の途中でグァテマラ、マヤの織物に出会い、約2年間グァテマラ、メキシコ各地の先住民から多様な腰機織技法を学び、以後、マヤの民族染織、腰機技法の紹介と作品の創作を続けている。
1996年よりグァテマラのアンティグ市在住
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